クボタは中国市場向けに200馬力級の産業用大型ディーゼルエンジンを開発した。中国で2020年にスタートする新たな排ガス規制に対応した。
排ガス中の窒素酸化物(NOx)を尿素で浄化する処理装置を使わずに、燃料の燃焼を最適化することで環境基準をクリアした。同じ馬力帯のエンジンに比べ小さく、建設機械や産業機械の設計の自由度が増す点を売り物に機械メーカーに提案する。堺製造所(堺市)で2020年から量産する。
同社は100馬力以下の中小型エンジンでは世界首位。200馬力級の大型の品ぞろえも強化している。自動車と同様に産業用エンジンでも世界各国で排ガス規制強化が進んでおり、クボタは馬力帯を広げることでシェア拡大を目指す。
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