クボタ、欧州統括会社、オランダに、製造・販売を一元管理(2017/08/01)

 クボタはオランダに欧州の事業統括会社を設立したと発表した。国別にわかれていた農機や建機などの製造や販売業務を一元的に管理しやすくする。これまでは国別の事業会社で方針などを決めていたが、情報の共有が進みにくく業務も重複しがちだった。今後は統括会社が方針を集約。機動的な運営ができるようにして欧州地域での売り上げ増を目指す。

 クボタホールディングスヨーロッパ(ニーウフェネップ)を20日付で設立した。10月1日から事業を始める。十数人の人員でスタートする。

 新会社にはトラクターや建機、エンジン、部品など事業別に4つのユニットを新設する。欧州の既存の事業会社などのトップがユニットリーダーを兼務する。国ごとの事業会社でわかれていた財務や法務などは新会社が一括で手掛ける。

 クボタは欧州ではフランスやドイツなど6カ国で事業を展開。建機や農機などを販売している。建機などの機械事業の売上高に占める欧州の比率は12%。22年度までに欧州の機械事業の売上高を16年度比約6割増の3000億円に引き上げる。

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