「日本の上下水道は文化だ」。クボタの木股昌俊社長は強調する。「他から聞いた話」と断ったうえで、「柔道や剣道のように『道』がつき、日本古来の良さを守ってきたから」。日本の下水道の普及率は9割に達し、おいしい水道水の供給や豪雨対策、安全な水辺環境の維持に貢献してきたと説く。
国内市場の大幅な拡大は難しいが、省エネルギーやあらゆるモノがネットにつながる「IoT」を生かした取り組みが増えてきたとみている。IoTを使えば補修管理の手間が省け、メーカーと水道事業者のコストが減らせる。
2019年のラグビーワールドカップや20年の東京五輪・パラリンピックは「日本の水道文化を世界中の人々に体感してもらう機会になる」。それまでに日本の設備やサービスの水準をより高めておき、海外に売り込もうと今から鼻息が荒い。
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