世界各地の温度・湿度再現、クボタが新研究開発施設。(2017/01/18)

クボタは17日、堺市に新設した研究開発施設を報道陣に公開した=写真。投資総額は約50億円。世界各地の温度や湿度を再現できる試験室や、大型農機の動作試験ができる高さ約10メートルの吹き抜け空間を設けた。飯田聡研究開発本部長は「インドでも拠点を設ける構想があり、国内外で研究開発体制を拡充する」と話した。各地のニーズに応じた製品開発を加速させる。

研究施設は堺製造所(堺市)内に設立した。2棟あり、今回公開した1棟は昨年10月に完成した。地上6階建てで、延べ床面積は約1万平方メートル。高温試験室では室温をセ氏約60度、湿度を約90%まで上げられる。タイなどの気候を再現することが可能だ。農機の運転席に付くエアコンの試験などに活用する。

クボタは国内外6カ所で研究開発拠点を構える。今後は欧州や中国で拡充する予定だ。

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